2014年12月29日月曜日

29年最後の日with youについて

お待たせいたしました。
12/31(水)の出演者をお知らせいたします。


★出演者
倉田淳  藤原啓児 笠原浩夫 石飛幸治  山﨑康一 倉本徹 甲斐政彦 
及川健 深山洋貴 山本芳樹  曽世海司  岩﨑大  船戸慎士
青木隆敏 奥田努 姜暢雄    牧島進一    大沼亮吉 関戸博一 松本慎也
仲原裕之  緒方和也 原田洋二郎    鈴木智久 松村泰一郎
宇佐見輝 澤井俊輝 鈴木翔音 若林健吾  久保優二 田中俊裕 千葉健玖 
藤波瞬平    江口翔平 八木澤元気 吉野雄作
※出演者は都合により変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

★上演時間  
約2時間の予定(休憩なし)
※開場は開演の30分前


皆様のご来場をお待ちしております。

2014年12月27日土曜日

僕はずっと光も差さない暗い場所にいた。
匣とか甕とか壷とか言われるようなものらしい。
それが何かは大した問題じゃない。
別になんでも良いんだ。

まわりには、たくさんの仲間たちがいた。
妬みとか、盗みとか、まぁそんな色々な仲間たちが。

ある日、誰かが、開けた。
光が差した。
誰かは、男かもしれないし、女かもしれない。
仲間たちは出ていった。
僕だけがここに残った。

そして、世界はこうなった。


本当にそうかな?

ある人は、仲間が外に蔓延り、僕だけが残ったせいと言う。
ある人は、その誰かが、慌てて閉じてしまったからだと言う。
ある人は、僕がぐずぐずして、思い切りの悪い性質だからだと言う。

さらに、人によっては、僕の存在自体が、苦しみを長引かせる、禍のなかでも最悪なものだって言う。


言いたいように言えば良い。
見たいように見れば良い。
どれも正解で、間違ってはいない。



でも、そろそろ気づいても良いんじゃない?

いつもいるよ。
ずっと一緒だよ。

ずっとここにいたんだよ。

僕と上手くやっていけるかは、君次第さ。
誰だって、そうだろ?



ほら、今日も誰かが、光を入れるよ。
その顔は、どんな風に見える?







松本慎也

2014年12月26日金曜日

職人達


時は二週間ほど遡る。
その日も試行錯誤の稽古が終わり、人気もなくなった深夜のこと…

コツコツコツコツ…

天井を越えて聴こえてくるそのハンマーの音に、私は安心感を覚えた。

地下室に置かれた机に一人。
目の前には作りかけのランタンが眩くゆらゆらと光っている…
いや、そんな訳はない。
これは私を安らぎの世界へ連れていこうとする脳の誘惑だ。

時計の針は午前1時を回っている。昨日は殆ど寝ていないし、今朝は早かった。

「もう十分じゃないか」
私は心の中で呟いた。
ここで適当に作業を終わらせる人もいるのだろう。
しかし、私にはそれが出来ない。
どうしても出来ないのだ。
私はこのランタンの装飾に物足りなさを感じている。
「もう一枚…この角度で…」
それは、かっぱえびせんのキャッチフレーズのようにやめられないし、とまらない。
凝り性。幸か不幸か身に付けてきた私の性。ただそれだけの問題なのだ。

ふと、コツコツ音が鳴りやんだ。
先程までの安心感は消えてなくなり、代わりにじわじわとした不安感が私に襲いかかってきた。

階段を降りてくる足音。
私の指先は落ち着きを失う。
ハンマーの男は私の前に立ち、吐き出すように、

「一休みしようぜ」

と、一言告げた。

私は大きく息を吐いて、
「ああ」
と返した。

藤波瞬平

ジョー・クリフォード氏のブログより(翻訳)

ジョー・クリフォードさんのブログを訳していただきました。
(気持ち短くまとめてもらいました)
 
今回の 「大いなる遺産」、両チーム観劇後、舞台化バージョンの原作者であるジョー・クリフォードはスタジオライフを、いろいろな意味で 「恐れを知らぬ劇団」と形容した。その言葉の意味を12月23日、ブログで語った。
ちなみにジョーさんがもしスタジオライフで演じるとすれば、ジャガーズかミスハヴィシャム役がしたいそうですよ。
 
Letter from a theatre in Japan
手紙 – とある日本の劇場より
ジョー・クリフォード、ブログ
2014年12月23日
 
私が子供の頃好きになった演劇はその本質を怖がったり恥ずかしがったりしない演劇でした。マジカルで神秘的、つまり深い感情でもって壮大な物語を伝える演劇です。そういう演劇は、陳腐な方法で人生を映し出したりせず、人生の表面的な側面にこだわりません。内なる世界に目を向け、 こうであるかもしれない人生、あるいはこうあるべき人生というものに目を向けているのです。満ち足り、深く、意味のある人生に。私自身、そういったもものを作り上げようと努力してきましたが、こういった演劇は今、イギリスでは殆ど見られません。人々は 感情過多になることを、センチメンタルになることを、メロドラマティックになる事を恐れているように思います。
 
凄く変な感じですが、地球の裏側の外国、日本にやって来て、まるで故郷に帰って来たような気分です。それは、東京で私のGreat Expectationsを上演してくれているスタジオライフという劇団が、もう何年も前に私が好きになった演劇をつくり出しているからです。 スケール感を、深い感情を恐れない演劇です。この劇団は身体、声、美術、そしてクリエイティブな知識すべてを駆使して物語を伝えているのです。そのような演劇はまた、どのような美的表現をも恐れてはいないのです。
 
彼らは日本の伝統的な演劇に根ざす演技のスタイルを持っています。イギリスでは産業革命の影響でシェイクスピアの時代のスタイルとの繋がりが断ち切られてしまいました。そのため、どうにも不毛なリアリズムに取り憑かれ、行き場を失っているのです。けれども日本では今でも演劇のルーツがしっかりと残っているのです。
 
スタジオライフは男優集団で、演出家だけが女性です。このカンパニーは魅力的なダブルキャストのシステムを使用していて、男優達は役やジェンダーを交代で演じています。役者達は2チームに分けられていて、両チームともひとつの役しか演じない人もいますが、ほとんどの役者が二役以上を交代で演じています。というわけで、2日間、私は同じ役者が様々な役を演じるのを観ました。これはカンパニー精神を作り上げるなんとも効果的な方法であり、若い役者をトレーニングする素晴らしい方法です。両チームともフレンドリーでありながら、いいライバルなのです。さらに、観客の楽しみ方にも新しいアスペクトを加える結果となっています。観客は少なくとも90%が女性でした。彼女達は熱心なだけでなく、凄まじいパワーを持っており、知識も豊富な感じです。30年の歴史の中で、このカンパニーはオフィシャルファンクラブを設立し、何千人ものファンクラブメンバーがいます。このファンクラブの人達は、毎公演観るだけでなく、毎公演2回観劇しているのです。そしてどちらのチームが好きか比べたりしています。
 
2チームを観劇する事はとても楽しいです。私も実際に観てみてそう思いました。最初の夜のエステラ(青木さん)はオープニングの場面がとても素晴らしかったです。これまでに観たことのないものを目にしました。かなり不機嫌なおてんば娘がフリルのドレスを着せられて大激怒しており、自分にふさわしくないジェンダーを演じさせられているという印象でした。彼女はまるでピップに復讐をしているかのようだった。二日目の晩のエステラ(久保さん)は最後のシーンでとてつもなく美しいパソス、悲しみを演じていた。彼女は完全に静まり返った観客の前で、子守唄を歌いあげた。 その恍惚とした沈黙が破られる事があるとすれば、それは観客のすすり泣く声だった。最初の夜、とても美しい優しさをみせていたビディ役の役者(千葉さん)が、次の日の夜にはマグウィッチをひどく扱う兵士に変身していた。
 
初日の芝居の最後に、二日間とも、カーテンコールで少しの間、役者達が自分の役を抜け出して観客に「ありがとう」と伝えていたのもすごく印象的だった。初日の数日前に一度、劇場を訪れた時、マグウィッチ(石飛さん)は衣装のお針子さん達と一緒に座って縫い物をしていました。このカンパニーは大家族、ファミリーなんだという説明をうけました。全員で芝居を作り上げている。
 
今のイギリスでは、劇団に所属するという感覚がわかりません。私は 80年代の終わり、トラバースシアターに所属して、ほとんど毎年戯曲を書いていた頃、一瞬、そういうものを垣間みましたが、今振り返ってみれば、あの時代が一番ものを作れた時代、自分のベストの作品をつくる事ができた時代でした。90年代の初めになって、あの組織が 無くなってしまった時、とても傷つきました。時々、あの時の心の傷からまだ完全に立ち直れていないのではないかと感じることがあるくらいです。
 
東京の劇場での私にとっての最後の夜、エステラを演じていた役者(久保さん)が私のもとに来て握手をしてくれました。この役者は今回、このカンパニーで大きな役をするのは初めてで、とても光栄に思っているそうで、今でも実感が湧かないけれども、これからもっともっと良くなるように頑張りたいと言っていた。それから、メイクをしたまま、衣装もそのままで他の役者と一緒に人でごったがえしたロビーで観客に挨拶をしたり、グッズを売ったりしていた。握手をして、おめでとうと言えて本当に良かった。この役者の目を見た時、理想の世界のイメージが目の前に現れた。そこでは、私はある劇団に受け入れられ、涙も、恥じる気持ちも無く自分の、役者としての才能を開花させていた。そこではまた、私は作家になっており、演出家にもなっていた。もしかしたら、そういう劇団に出会えていたなら、私はもっと完璧な演劇アーティストになっていたかもしれない。きっと、もっと幸せなアーティストに・・・
 
ともかく、一つ確かな事がある。それは、この劇団がとても特別な劇団であることだ。座長である河内喜一朗氏の死を大きな勇気で乗り越えた。この劇団は私達にたくさんの事を教えてくれる。この劇団と仕事ができて光栄に思う。スタジオライフがこれからもうまく行くように、心から、熱望する。
 

2014年12月25日木曜日

帰宅

ガチャ。
部屋のドアを閉める。

僕はいつもと変わらないソファに腰を降ろした。

今日もマチソワ公演がまた一つずつ終わりを迎えたなぁ。

『ふわぁ〜!』
間髪入れずに襲いかかる眠気。
睡魔の誘惑。。いけないいけない!と自分の足をつねり喝を入れ台本を手に取る。


ゴロン。

あっ、、寝転んでもうた。。。
もしや これってやってもうたパターンじゃね??と僕は思った。

そう思ったところで 結局気持ちの問題だ!と考えた僕は台本を開いた。


1ページ目。
僕の出番はない。。

でも 始まる時の音楽が流れてくる。

『あっ、始まった』
思わず声が出てる。自分でもびっくりして、可笑しくて笑える。

2ページ目。
まだ僕の出番はない。。


次々と物語が進んでいく。

すると、何処からか声が聞こえてきた
『あいつだ!奴を捕まえろ‼︎ 取り逃がすな!縄で縛れ!』と。


あっ!僕の出番だ!!

僕は走った。
足場がヌメヌメするし、辺りは暗いし、寒いし、僕はもともと体力は少ない方だからすぐバテる。。

息がきれる。。

目の前には奴がいる!!

その時、また声が聞こえた!
『もう、そのやり方は違うわよ!』

女性の声だった。

そうじゃないんだ。。。
ちょいと凹む。

でも今の空想は楽しかったなぁ。


あっ松本さんが言ってる、
『ここでこうして、ここをもっとこうしてみたら?』

アドバイスだ! 大事なアドバイス‼︎
メモメモ‼︎

そう言えばライフって優しい先輩だらけだなぁって思う。
優しく、暖かく、明るく、面白い。
僕自身の壁さえなければ、家族みたいな人達になるんだろうか。。

なんて思いが過った。


いや、ダメだ!
今に集中だろうが!馬鹿野郎‼︎‼︎


その時 さすが当たった!

台詞だ‼︎僕の台詞のところ‼︎

よし、見せ場だ〜〜!、、、、でも 眩しすぎる‼︎‼︎


口を開きかけた時、僕は ふと目が覚めた。

『ん!?窓の外が明るくないかい??』思わず口から出る。



ゲッ‼︎やってもうた。と思った。。



みなさん。

『おはようございます!本日も大いなる遺産を宜しくお願いします』


さーて。風呂入ろ。。涙







眠り人

2014年12月24日水曜日

掲載情報

映画.com内の舞台.comで「大いなる遺産」のコラムが本日UPされました。
ぜひご覧下さい。




2014年12月18日木曜日

聖域

夜の寒気は時折刺すように痛い。
 
沼地から抜け出した私は、
うっかり都会のど真ん中に迷い込んでしまったようだ。
 
だが、しかし、
私が無意識に選んだ場所は、私の潜在意識、
いわばDNAに組み込まれた場所なのであろう。
 
シアターサンモール!
 
サンクチュアリィ!
 
気づけば、この地下の劇場でいくつもの物語を紡いできた。
夏の暑い日蒸し蒸しする日、木の葉舞い散る秋の日、
氷雨降る日も雪の日も私たちはやってきた。
失いたくない聖域であり聖地の一つ。
地下という閉塞感。階段下から見上げる空の色。
全てが私たちを形成する要素なのだと思うと、
些細なことさえも愛おしくなる。
携帯の電波が届かないのも神の思し召しに思えてくる。
 
明日、
この石畳みを通って、
あの階段を降りて、
あの席に座わり、
出会う、
運命のあの人。
 
あなたに会うために、ドラマを紡ぎ続ける。
 
来たれ!
 
運命の日よ!





冬蛙
 

【公演物販情報③】

『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』公演物販情報③



カレンダーくじ「J・F・M」      1回¥200

30周年の特別企画、「カレンダーくじ」。今回は「2015年1月・2月・3月」分の
カレンダー(ポストカードサイズ)です。
各月で『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』出演者の写真バージョンと『少
年十字軍』『トーマの心臓』『Back Cindy』の舞台写真バージョンが混在してい
ます。
各月の振り分けは以下のようになります。

1月・・・藤原啓児、笠原浩夫、山本芳樹、奥田努、緒方和也、千葉健玖、『少
年十字軍』(1柄)、『Back Cindy』(1柄)   合計8 種
2月・・・倉本徹、船戸慎士、青木隆敏、仲原裕之、松本慎也、藤波瞬平、
『トーマの心臓』(1柄)、『Back Cindy』(1柄)   合計8種
3月・・・石飛幸治、山﨑康一、及川健、関戸博一、若林健吾、久保優二、
『トーマの心臓』(1柄)、『Back Cindy』(1柄)   合計8種

30周年特別企画の「カレンダーくじ」、ぜひお楽しみください!


また、おなじみのブロマイドセット・写真くじは今回以下のタイトルで登場。

ブロマイドセット「SNOW SMILE~ある雪の日に~」    ¥1,900

写真くじ「A LONDONER~紳士の肖像~」    1回¥150

はたしてどんな写真なのか?開幕まで今しばらくお待ちください!



※都合により仕様が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

2014年12月14日日曜日

【公演物販情報②】

『GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』公演物販情報②



「30thメモリアル アンブレラカバー」     各700円
雨や雪の日に役立つ便利グッズが登場!雨に濡れた折り畳み傘をスマートに収納
できます。
冷たい飲み物で濡れたペットボトルのカバーとしても使え、鞄にあるととっても
便利。
青・緑・橙の3色展開です。

















「アルバム」      各1500円
ブロマイドセットや写真くじの収納にピッタリのL版サイズ。
布地に“Studio Life”ロゴがシルバーで箔押しされたデザインは、シンプルかつ
上品な仕上がり。
ホワイト、イエロー、ブルー、レッド、ブラウンの5色展開です。




2014年12月11日木曜日

秋の心地よさは薄れ、いよいよ厳しい冬がやってきた。
朝はなかなか布団から出れずに慌てて電車に乗ることもしばしばある。

今日もそんな1日の始まり方だった。

7:00 
まだ時間ある……
7:30 
「あと、10分だけ
7:35 
「あと、5!
(( _ _ ))..zzzZZ
8:00 
「!、やばい!!」

さっきまで私を苦しめていた寒さなどすっかり忘れ、次は時間との戦いだ。
布団から跳ね起き、急いで身支度を整え、小走りで駅へ向かう。
今日は接戦ではあったがなんとか時間に勝つことは出来た。

電車はいつもと同じ満員電車、そして乗り換えた電車では席に座れる。
席に座ると足もとの暖かい風が稽古場へ向かう引き締まった気持ちを緩めてしまう。

電車を降り稽古場までの道のりは緩んだ気持ちの私にはとても寒く、人ごみには鬱陶しさも感じてしまう。
見慣れた景色には関心も持たずコンビニでコーヒーを買い、いつもどおりの道を歩き向かう稽古場。

すると、前からすごいスピードで自転車の乗ったサングラスをかけた外国人が向かってくる。
ボーっとしいた私は少し左に避けた。
しかし、その外国人は避けた私に合わせて自転車の向きを変えそのまま突っ込んでくる。
ギリギリのところで地面に黒い跡が残るほどの急ブレーキをして止まった。
私は何が起こったのか分からずにいると
その外国人は「わっはっはっ!」と大きな声で笑っている。

「この笑い声は原田洋二郎さんだ」
サングラスをかけてヘッドホンをつけて髭を蓄えていたので見た目では分からなかったが、この笑い声は原田洋二郎さんだ。

終始、一方的に話して大声で笑いそして気が済むと「稽古頑張れよ」と言って去ってしまた。

私は状況が分からないまま圧倒されてしまったが、さっきまでの厳しい冬が試練の冬へと景色を変えた。

「今日も稽古がんばろ」

吉野雄作


2014年12月8日月曜日

【公演物販情報①】


GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』公演物販情報①

 

30thメモリアル缶バッジ~GREAT EXPECTATIONS ver.~」   300
 
30周年期間中、公演・イベントごとに毎回色違いで発売される“30thメモリアル 缶バッジ”。

GREAT EXPECTATIONS~大いなる遺産~』公演のカラーは「Union Jack Yellow」!

 

 
 

ふところあったかエコカイロ」   500
 
ハートが可愛い、とってもエコなカイロがワンコインで登場!
沸騰したお湯で温めれば繰り返し使用することが可能です。

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
※都合により仕様が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

2014年12月6日土曜日

これまでも、今この時も、これからも!

彼は久しぶりに劇団の公演にでた!
するとそこには彼が共演したことない新しい顔が沢山あった。

彼は戸惑った。

しかし、戸惑いと同時に彼にはナイスアイディアが浮かんだのである!


俺の事を知らないこの子達の前ではクールな奥田を演じ、今までにないクールな奥田のイメージをつくろう!


しかし、彼の夢はたった一日で崩れ去った!


なぜなら彼の事を知る人達が彼をいじり倒したからだ!

人間簡単には変われない!


出会いに乾杯(^-^)/

奥田努

2014年12月5日金曜日

「稽古靴」

お気に入りの稽古靴がある。

なかなかのスタイルじゃあないか。
購入してまだ1年経っていない。
赤と黒のコントラストがタマラナイ。
靴底は薄いし、
なんと言ったってスリムだろう。


30年越に師匠のところで客演した時のこと・・・
もう嬉しくてね、
ちょっと頑張っちまおうかってなってさ
多少値ははったけれども、自分への褒美のつもりで手に入れたのよ。


30年かぁ

若かったなぁ

まっすぐだったなぁ

毎日が楽しかったなぁ

夢中だったなぁ



30年経っちまったぜ

歳とっちまったぜ

随分と曲がってきちまったぜ

呑んでる時はたのしいぜ

30年経ったけれども、いまだに夢の中だぜ!



お気に入りの稽古靴がある。

今の自分にお似合いだろか?

客演してからもう1年経つのか?

赤霧島のロックがタマラナイ

黒霧島の蕎麦湯割りもタマラナイ

髪の毛は薄くなっちまった!


なんと言ったって太っちまった!


この稽古靴を履いて、初心に還ろう!

身も心も初心に還ってお芝居を!!


倉本てつ

2014年12月2日火曜日

とびら

ふと気がつくと寒さは増して、稽古も終盤に差し掛かってきている。
僕は稽古場のドアを開けると、ふわっと香る大道具のペンキや木の匂いに、襟を正される。
毎日来ている稽古場ではあるけれど、なぜか何時も何時も違う装いに見える。
きっと其処には、日々新しい驚きと発見があるから。

台本のページを捲るよりも、滑らかで鮮やかな稽古風景は度々、僕を魅了する。
稽古を見ている時の僕は、一人の熱心な観客だ。先輩たちの熱のこもった演技に圧倒され、引き込まれて行く。
今まで紙の上の文字でしかなかった台詞たちが、命を吹き込まれ、発されていく様はなんとも言えない高揚感を覚える。
台詞が音になり、ト書きが動きになり、行間が埋められる。そのような光景を僕は目の当たりにして息を呑むのだ。
時に心を揺り動かされながら。

早くこの感動をみなさんにお届けしたい。
その一心で僕も台本と舞台と、そして稽古と向き合う。
いつか、先輩たちの様に、誰かの心を動かしたいと思いながら、僕はまた稽古場のドアを開ける。

八木澤元気


2014年12月1日月曜日

終演後イベントの追加情報です


年末はイベントが盛りだくさんです。
本編はもちろん、終演後のイベントもどうぞお楽しみに!!


★1224日(水)1900 club LIFE会員貸切公演 終演後イベント
【男たちのメリークリスマス ~ライフが街にやってきたⅠ~ 

ファンクラブ会員の皆様に贈る、男たちからのホットなクリスマスプレゼント!!

<出演者>GREAT EXPECTATIONS ALL MEMBERS

 

★1225日(木)13001900 終演後クリスマスイベント
【男たちの聖歌隊 ~ライフが街にやってきたⅡ~ 

男たちの歌声で素敵なクリスマスのひとときを!

<出演者>GREAT EXPECTATIONS ALL MEMBERS

 

★1227日(土)18001229日(月)1800 終演後イベント
【男たちのEXPECTATIONS】

男たちが『大いなる遺産』への熱い思いを語ります!

<出演者>
12/27 1800S
藤原啓児・笠原浩夫・倉本徹・青木隆敏・船戸慎士・関戸博一featuring with Jun Kurata

12/29 1800B
石飛幸治・笠原浩夫・山﨑康一・及川健・山本芳樹・松本慎也featuring with Jun Kurata

 

★1228日(日)18001230日(火)13001800 終演後イベント
【男たちの年忘れ~(みそぎ)

30周年を迎える前に、皆で笑って禊(みそぎ)を済ませ、綺麗な身体で30周年を迎えよう!

<出演者>
12/28 1800S 
笠原浩夫・山﨑康一・船戸慎士・関戸博一・仲原裕之・藤波瞬平

12/30 1300S 
藤原啓児・倉本徹・及川健・青木隆敏・緒方和也・千葉健玖

12/30 1800B 
石飛幸治・山本芳樹・奥田努・松本慎也・若林健吾・久保優二

 
イベント出演者は、都合により変更となる場合もございます。予めご了承ください。

※12/24のclub LIFE会員貸切公演は、会員の方のご同伴であれば一般の方でもご予約いただけます。