2014年12月25日木曜日

帰宅

ガチャ。
部屋のドアを閉める。

僕はいつもと変わらないソファに腰を降ろした。

今日もマチソワ公演がまた一つずつ終わりを迎えたなぁ。

『ふわぁ〜!』
間髪入れずに襲いかかる眠気。
睡魔の誘惑。。いけないいけない!と自分の足をつねり喝を入れ台本を手に取る。


ゴロン。

あっ、、寝転んでもうた。。。
もしや これってやってもうたパターンじゃね??と僕は思った。

そう思ったところで 結局気持ちの問題だ!と考えた僕は台本を開いた。


1ページ目。
僕の出番はない。。

でも 始まる時の音楽が流れてくる。

『あっ、始まった』
思わず声が出てる。自分でもびっくりして、可笑しくて笑える。

2ページ目。
まだ僕の出番はない。。


次々と物語が進んでいく。

すると、何処からか声が聞こえてきた
『あいつだ!奴を捕まえろ‼︎ 取り逃がすな!縄で縛れ!』と。


あっ!僕の出番だ!!

僕は走った。
足場がヌメヌメするし、辺りは暗いし、寒いし、僕はもともと体力は少ない方だからすぐバテる。。

息がきれる。。

目の前には奴がいる!!

その時、また声が聞こえた!
『もう、そのやり方は違うわよ!』

女性の声だった。

そうじゃないんだ。。。
ちょいと凹む。

でも今の空想は楽しかったなぁ。


あっ松本さんが言ってる、
『ここでこうして、ここをもっとこうしてみたら?』

アドバイスだ! 大事なアドバイス‼︎
メモメモ‼︎

そう言えばライフって優しい先輩だらけだなぁって思う。
優しく、暖かく、明るく、面白い。
僕自身の壁さえなければ、家族みたいな人達になるんだろうか。。

なんて思いが過った。


いや、ダメだ!
今に集中だろうが!馬鹿野郎‼︎‼︎


その時 さすが当たった!

台詞だ‼︎僕の台詞のところ‼︎

よし、見せ場だ〜〜!、、、、でも 眩しすぎる‼︎‼︎


口を開きかけた時、僕は ふと目が覚めた。

『ん!?窓の外が明るくないかい??』思わず口から出る。



ゲッ‼︎やってもうた。と思った。。



みなさん。

『おはようございます!本日も大いなる遺産を宜しくお願いします』


さーて。風呂入ろ。。涙







眠り人