『風』
そこには自転車があった……
僕の愛車だ
僕は稽古場まで自転車で通っている、決して良い自転車とは言えないギアも無い普通のママチャリだ
でも僕には大切な愛車でこいつに乗って稽古場まで行く時間が凄く大切な時間で1人で落ち着ける時間
しかしある日、革命は起きた
ある先輩が言った
『若林一緒に帰ろうぜ』
『えっ…?』
その先輩とは今回初めて一緒にお芝居をさせていただくので、僕はちょっとヒビっていた、しかもその先輩は噂を聞く限り……伝説なのだ
僕は
『はい!是非!』
と答えたが、人見知りの僕は内心ヒビっていた……
そして家に帰ってきた僕は思った
『たしかに伝説だ‼』
その先輩は僕の自転車の時間を変えた……
その先輩だけじゃない…他にもこの作品の稽古で色々な劇団員の楽しい所が凄く伝わり、僕の心を稽古場に突き動かしてくれる
ホントにありがたい稽古場で僕を成長させてくれる
明日も稽古頑張ろう
今日は愛車をハイエースに変えて作業だ
若林健吾
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